夜の巷を徘徊するはドラマだ
夜の巷を徘徊する空想実現百貨店
3月8日は、自分が住んでいる県の公立高校の受験日です
空港や、駅でも受験生を応援するお守りが配られていたり。。。
このブログを読んでくださってる皆さんも、一度は何かしらの受験を経験されてると思います
今日は、たまたま小学生時代に通ってた塾の前を通ることがありました
なかなか成績が伸びずにイヤイヤ行ってた時期もありましたが、年を取ると
なぜか不思議なことに、そんな思い出も良いものへと変化していくんです
ちなみに、その塾は玄関の外から見える教室があります
ちょっと覗いてみると、小学生30人くらいに先生1人が熱血指導されてる様子が見えました
先生という職業は、客室乗務員という仕事とはかけ離れたものなんて思ってしまいそうですが
「分からない人に、分からないことを伝える技術」
は見習わなければならないものです
人に教えるということは、自分自身が教えることを一番理解していなければならないこと
そして、理解していることを、分からない人へ分かりやすい言葉を選んで教えること
お客様から質問されることに、本当に自分が質問の内容を把握しているか、そしてお客様が理解していただける言葉で伝えられているか、ちょっと反省しなければと思った1日です
さて、以前に「テレビ好きと尊敬する人」
という内容でブログを書いたのですが、そこで「夜の巷を徘徊する」という番組をされているマツコデラックスさんについて、こんなことを書きました
マツコさんは、あるお店に入って、店員さんやお客さんと話しをされるんですが、いつも周りのお客さんに
「お邪魔しちゃって、ごめんね」
と、一言かけていらっしゃるんです
そして、お店を出られた後も、そのお店の前に立っているお店へも
「お騒がせしちゃったわよね、すいません」
と、あの大きな身体から、とても繊細な気遣いをされていて、だからこそ、芸能界で今や売れっ子となっていらっしゃるんだろうなと感じます
つまり、マツコさんは目の前で話している人だけではなく、
その周囲の人への気配りをされてらっしゃるということだったんですが
以前、お客様からいただいたクレームとリンクするものがあったので、お恥ずかしい内容ですが紹介してみます
そのフライトは日本線で、海外旅行を終えられたお客様が日本に戻られる便でした
2回目のお食事も終わり、着陸まで残り15分となった頃に、呼び出しボタンが連打されてるではありませんか
案の定でしょうか。。。旅行の疲れや、飛行機の揺れで、お客様が嘔吐されてたんですね
赤ワインも召し上がってらっしゃったので、気分もかなり悪かったご様子
ただ、着陸時間も迫ってるため、まずはお客様ご自身と、お客様の周りを片付けて
全て嘔吐されたかも分からなかったので、ウェットタオル・ペットボトル・エチケット袋を用意して一旦着席
着陸後、再度、お客様と横のお連れ様のもとへ駆け寄ったところ、だいぶ落ち着いていらっしゃて「最後の最後にご迷惑をおかけしまして」なんて、本当に「とんでもございません」という言葉しか出ず、お見送りをしたんですが。。。ここまでは一件落着
数日後、そのお客様の前に座っていらっしゃったお客様よりクレームがありまして
「後ろの方の嘔吐物が椅子の間から飛んできて、洋服に付着していた」
とのこと。。。
そうなんです、着陸前のドタバタした時間であったことと、ついつい目の前のお客様にしか目がいかなかった結果、前後や横のお客様への配慮が欠けていたという事例です
ちなみに、クレームをお客様から受けているときも、この周りへの気配りって必要で
ついついクレームをおっしゃってる方だけを対応してしまいますが、その後に、周りのお客様が不快な思いをされていなかったのかという気配りが必要です
今日のブログのタイトルは「同心円状に広げる心配り」としてますが
同心円状に広がるイメージって、例えば、まったく揺れも波もない水面に一滴の水を垂らすと、
その水滴を中心に同心円の波模様ができます、そんな感じです
それと同じで、気配りをしなければならない人を1人立てた時には、じつはその気配りが、その1人の人から周りの人へと同心円を描きながら行われているか考えなければならないということです
「気配り」という言葉、面接でもよく使ってしまうと思いますが、どんな気配りを自分が行っているのかを具体例とともに考えてみると、「●●な気配り」というネタとなり、他の受験生と違ったものになっていくはずですよ
ちなみに、今日、見かけた塾の先生も、きっと勉強が苦手な生徒に中心を置きながら、
残りの生徒も皆が分かるように、同心円を描きながら指導をされていらっしゃるんではないかなと感じました。。。
いや~先生って仕事、本当に難しいお仕事だろうなと痛感しました