代償を攻略せよ!
いつから出来てたんだ?
サボった代償は大きかった
ルイ
代償が好きな奴ちょっと来い
本日、お昼の番組バイキングに、文春砲をぶち込まれた宮迫がレギュラーとして登場した。
宮迫は、主婦層を意識してか、お笑いに昇華させるおふざけもなく、神妙な顔をして、ダラダラと言い訳をしていた。本人の代わりに、MCの坂上忍や相方の蛍原が、予定調和で責めたてたものの、番組全体に宮迫を庇おうという雰囲気が蔓延していてつまらなかった。
宮迫が口を濁す気持ちも分かる。やはり、相手の女性の事を考えると軽々しくチョメチョメ(by山城新伍)しましたとは言えない。せめて、相手の女性の「表向きの操」を守るべきという考え方もある。しかし、相手の女性も大人だ。それくらいのリスクを承知で、楽しい一夜を過ごしているのである。恋愛は、イーブンでなければならない。ならば、宮迫は、クロと潔く認めても良かったのではないか。
私が気持ち悪く感じたのは、「一線は越えていないとは言え軽率だった」「今まで、嫁とは深く向き合ってなかったことを反省した」「今回ほど反省したことはない」などと反省の弁を述べ、出演メンバーも、「芸人の嫁として立派だ」「がんを克服出来たのは奥さんのおかげ」と言って、奥さんを褒め上げ、何だかイイ話へ持っていこうとしていたことだ。その間、宮迫は、ドラマで鍛えた演技力で、奥さんへの反省を顔で表現していた。
夫婦間で「がん」という病が発生した時ほど、相手への本当の気持ちが分かる瞬間もないのではないだろうか。別にがんでなくてもいい。日頃、なんとなく過ごしている夫婦でも、相手が病気になれば、相手への気持ちを再確認する瞬間だ。だから、宮迫はがんになった時に恐妻ときちんと向き合ったと考えられる。それなのに、嫁に向き合わなかったという言い訳は、当時共にがんと闘った奥さんにとても失礼な言い方ではないか。ただ単に、宮迫の性欲が強かっただけの話であろう。そして、そんな男と火遊びしてもいいと思う女が二人居ただけの話である。
結局、宮迫を庇おうとして庇いきれなかったバイキングの気持ち悪さだけが残った放送だった。宮迫が女好きなのは周知の事実である。視聴者は、誰も彼に清廉性を求めてはいない。女好きのダメ人間として、笑いへ転換させても良かったのではないかと思う。しかも、今回は、不倫が二股であり、ベッキーや渡辺謙の結婚前提のシリアスな不倫とは違い、火遊びであるのは明白である。視聴者やネットを気にし過ぎたのだろうか。
私は、不倫の真実なんてどうでもいい。夫婦間の事は夫婦間しか分からない。今回の放送を見て、宮迫のお笑い芸人として、1人の人間としての器が小さい事を世間に露呈してしまった事の方が、不倫の発覚より大きな代償だったような気がする。