ヴィの最新情報を共有しましょう

本当に久方ぶりの更新ですね。

皆さん、お元気、でしょうか。

この、わたしにいたっては、いつも元気にしております。

ただもう、夏の青い空って風情はどこにいったのかしらで、あいにくの雨続きですね。まあ、お天道様に文句も言えませんし。

ど、したって、人生、メランコっててもつまらないので、そこは、ぱあっと晴れやかに、ブログを介して、仲良くコミュニケーションできればと。

それでは、今回もまた映画「ゴッドファーザー」の名シーン傑作選から参らせてくださいな。

前回では、ようやく三男のマイケルがそろい、花嫁の末娘コニーを中心とし、家族そろっての結婚写真撮影となりました。

ここで重要なのが、ファミリーのドン、ヴィトーにとって、マイケルには特別な思いがあったことです。

さらには、マイケルの恋人ケイが、なかば強引に、マイケルに手を引っ張られて、結婚写真に入ります。

このことは、その後のケイにもたらされる未来の予兆ともいえる描写となっていますね。

ここまでは、盛大な結婚式があって、その裏でファミリービジネスも順調に行っているようでした。

マイケルの視点のみに立てば、長男ソニーがいるので、マフィアとは全く別の世界で生きることを約束されています。軍隊での功績もあるし、頭もいいし、イケメンですし、幸せな家庭も築けそうだし、まさに順風満帆です。当面、クリスマスシーズンを、恋人ケイと満喫しようかってな、ってところが、マイケルの現状でしょうかね。

ところがですよ。

ケイとラブラブな感じで街を歩いていると、ケイがこれを見て、と言います。

新聞の売店で、足を止め、記事を目に留めます。

そういや、新聞で、情報を拾うってシーンは、漫画「ワンピース」ではおなじみですね。

考えてみれば、「ゴッドファーザー」の映画公開は１９７２年ですから、もう４５年前──およそ半世紀前には、今にも通じる様々なアイデアが駆使されていたってことですよ、こりゃあ。

わたしごときの私見で、すんませんが、思うに、あらゆる創作物の世界において、映画「ゴッドファーザー」を超える作品って、この半世紀の間出てきていないってことでしょう。

もちろん、コッポラ監督といや、ゴッドファーザーのⅡ、Ⅲもありますし、「地獄の黙示録」「アウトサイダー」ってのもすごいといやすごいのですが、この映画「ゴッドファーザー」の技術レベルが、超越してるのってですよ。

いやいや、話がズレちゃいそうなので、戻しましょう。

この時の、マイケルの心境ですよ。

ヴィトー・コルレオーネ暗殺されたおそれがあるか──

幸せな絶頂から、一転、奈落の底に落とされます。

さあ、ここからが怒涛の勢いで、抗争事件が起きては、起きてはの、大暴れでして、何と、マイケルまでも巻き込まれていくんですね。

さてと、続いて、「パウロの後継～悲しみの人はルカに問う～」へと行きましょうか。

こちらはこちらで、新聞のみではなく、テレビのニュースも通して、事件に触れるというシーンがありますね。

ヒロインの瑠花ちゃんが、警察の取調から解放されたパウロとともに、家路につくってのがあって、シーンががらり飛びました。

滝崎良輔という初登場の人物が、朝食を食べています。どうやら父親が刑事で、「狙撃事件の重要参考人となっていたパウロ」とのからみがあるようなんですね。

けれども、良輔からすれば、まだこの時点では、狙撃事件やパウロという謎の人物とは距離があります。ニュースを通して、知るいち視聴者でしかありません。

それが、実は、ここで目にしているニュースすべてが、良輔に関係していたわけです。

そのことは、いずれ彼の知るところとなり、さらに事件が事件を呼ぶ展開となりながら、その当事者として、運命に翻弄されます。

ただ、この朝食をとっている時点では、捜査本部に詰めている父のことが一番心配です。

良輔「母さんは食べなくて本当にいいの？」

母　「私のことは気にしないで」

どうやら、母は捜査本部に着替えを届けに行くついでに、父と食事をとるらしいと。

いみじくも、父と母との間に強い絆を感じて、こう感慨を抱きますね。

良輔（刑事という職掌柄、一緒にいられる時間は、他の夫婦よりもずっと少ないのに、なぜこうも深い愛情で結ばれているのだろうかと子供の頃は不思議がった。しかし、今では何となく理解できる気がする。親元を離れて暮らしてみて、何度家族の絆を実感したことか。恋しいという感情は、一緒にいると満たされているから鈍くなるが、離れてみて初めて湧き上がるものらしい。だからこそ、こうして息子の自分もたまに家へ訪ねてきては恋しさを解消する。きっと親子も夫婦も恋人同士も似たようなものなのだろう。言ってみれば、恋しいという思いが、強い絆を作るのだ）

このモノローグはたいへん意味深長でして、母親の里代は、さすが、見抜きますね。

ほぉ、そういことですか──ってのが、良輔にありましてったなで。

ということでして、本日もまったくもってありがとうございました。

また明日ですね……と言いたいがところですが、正直、次の更新日はいつになることやら。

ただ、おそらく、そう遠くない日に、このわたしのブログを通して、お会いできると思いますので、その際は、よろしく、です。

ぜひ、仲良くしてくださいね。

ではでは。