デメリットと愉快な仲間たち
江原啓之さんの携帯サイト「お悩み相談」へ、戦争やテロについて質問が寄せられていました。私たちはこれらの出来事をどのように捉え、解決していったら良いのでしょうか?いくつか回答がありましたので、わかりやすくまとめてご紹介します。
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戦争に対して「戦争反対」と声高らかに叫び、戦争を始めた政治家を糾弾する等の行為は、一見正しい反応のように見えますが、スピリチュアルな視点に立つと、残念ながらそれではいつまでたっても何一つ解決できません。
なぜなら、その姿勢自体が「戦い」だからです。 戦争がいけないのは当然のこと。 だからといって、戦争をなくすために、戦いさながらの行動にでるのは矛盾しているのです。 私たちの思いから出るエネルギーを波長といいますが、戦いの波長が戦いの波長を呼び、どんどん拡大していくだけです。
また、この世しかないと信じる「現世至上主義」のもとでは、人は「小我の愛」に走ることになります。 わが祖国、わが民族、わが宗教は愛するけれども、それ以外には無関心であり、自分のいる側にデメリットが生じることがあれば、相手側を否定し憎しみを持つ。
自爆テロが横行しているのは、この現世至上主義のせいです。 ほかの宗教は認めない、ほかの民族は敵、自分の国のためだったら人を殺しても構わない。 すべて間違った発想です。
スピリチュアルな視点で見れば、国や民族、宗教が違っても、広い意味ですべては類魂です。すべては一つの家族です。 これが、理解できたら戦争や人殺しはおきないはずです。 やられたらやり返す、という考えもおきないはず。 どんな事情があっても、人が人を裁くことはできません。
戦争を平気で正当化する人は戦争はいけないことだと本心から思っていません。 人間は未熟です。 霊界にいるときは課題を決め、たましいを磨くためにこの世に再生しようと決意しても、この鈍い肉体を持った瞬間からそのことを忘れ、本能むき出しで生きています。
平和のために、私たち一人ひとりにできること。 それは、自分自身の毎日の暮らしから、いっさいの戦いをなくすことです。 世界中の人がそれを実践したら、戦争など起きるはずはありません。
あなたの日常の中に、家族とのけんか、学校やバイト先でのいじめ、知人との小競り合いはありませんか。 まわりの人に、愛のない言葉を吐いていませんか。 表面では仲良くしている人に、心の中で「フンッ」なんて思ったりしていませんか。 そういう波長も小さな戦争なのです。 すべての人の心に小さな戦争があれば、百人、千人、一万人と集まったときに、本当の戦争になるのです。
世界の平和は、一人の波長を高めることから生まれます。 と、いうより、一人ひとりが心がけることでしか、平和は達成できないのです。まず、あなたの心に潜む戦いの波長をなくすことから、始めましょう。
そして平和を祈ること。祈りは大切です。祈りの力や人間の念の力を、現代に生きる私たちはおろそかにしがちですが、これはとても大きなものです。 「波長の法則」をご存じですね?ポジティブな心で暮らしていると、ポジティブな出来事や出会いを引きよせ、ネガティブな心で暮らしていると、ネガティブな出来事や出会いを引きよせる、という法則です。 それくらい人間の心は現実の状況を作り上げる力があるのです。祈りの力、人間の念をおろそかにしてはいけません。
「私一人がそうすることに意味があるの?」と思うかもしれませんが、その波長はあなたの家族に伝わり、友だちに伝わり、大きな輪になっていくのです。これが百人、千人、一万人となると、さらに大きな力となります。数十億という世界中の人々が、同じ思いで祈りを捧げたなら、それがどれだけ大きな力を持つのか、計り知れません。ですから殺人や戦争がない平和な世の中になるよう祈ることは、たとえ一人の祈りであっても決して無駄ではありません。
そして霊的真理を学ぶことは、平和な心を持つために重要な役割を果たすものと私は考えています。すべての人が霊的真理を理解すること。それがこの世から戦いをなくす第一歩なのです。
また、貧困に苦しんでいる人々の為にできる事は、当然ながら「物質面での支援」です。 例え小額でも、実際に寄付をする事はすばらしいことです。金額よりも、そこに「込めた思い」が大切ですから、小額を卑下する必要はありません。
一方で、物質的な援助にばかり目を向けていてもいけません。 もし、そうしたことだけが彼らに対する愛だとしたら、寝たきりの人は、何もできないことになってしまいます。 祈ることは、寝たきりの人にも可能です。
実際に行動を起こし、ほかにもできることはないかと考える事はとても尊い姿勢です。そんなあなたには、きっと「霊的真理」がすんなり理解できるでしょう。 「霊的真理」をよく学び、まわりの人にも伝えてください。 ただしくれぐれも押しつけはいけません。まずはわかってくれそうな人に伝えることです。
「物質面の支援」と「祈り」だけでは、人間のたましいまでは変わりません。 「霊的真理」という贈り物こそが、人間の価値観を大きく変え、たましいからの平和と幸せをもたらせるのです。
戦禍にある人々に直接伝えることは不可能でも、あなたのまわりの人に伝えれば、その小さな輪はやがて大きな輪となり、戦争を安易に賛成する人たちも減ってくると思うのです。まずはあなたから、愛のある、平和な心の持ち主になってください。
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