小林side
私は別に一人でも平気。
うちの親は私が物心ついたときにはすでに不仲で、中学2年のときに母親が恋人と出て行った。そのときすでに父親にも恋人がいて、新しい恋人と暮らすのに私が邪魔だったのだろう、高校に進学するタイミングで一人暮らしを勧められた。
むしろ私も父親と新しい恋人と3人で暮らすなんてごめんだから、すぐに受け入れて一人暮らしを始めた。
父親から通帳を渡されて家賃や生活費はそこから出してるから、贅沢しなければ経済的に困ることはない。
ろくでもない両親から学んだことは、人に頼らないということだけ。
最初から一人でいれば誰かに裏切られることもないから。
だから私は一人がいいって思ってた。
そう思ってたのに、、、
「ゆいぽーん。あっ、いた♪」
「あぁ、ずーみん」
私に変なあだ名を付けた今泉さんは自分のことはずーみんと呼べと言ってきた。
最初は呼び慣れなくて、でもずーみんって呼ばないと拗ねるから呼んでいたら、自然とそう呼ぶようになっていた。
「ゆいぽん、今日はちゃんと授業全部出た?サボってない?」
「出たよ。ホームルームはすっぽかしたけど。まぁ授業サボったところで誰かさんよりは成績いいですけどね」
「うぅ…」
「ははっ」
「ゆいぽんの意地悪。ふんっ」
そう言って私から少し離れたいつもの場所に座ってギターを弾き始めた。
それを見て私も再び校庭をボーッと眺める。
この空間が好きだ。ずーみんのギターや歌声を聴きながらお気に入りの場所でお気に入りの景色を眺める。
ずーみんが初めて屋上に来た日、一人の時間を邪魔されたくなかったから帰ろうかと思ったけど、聞こえてきた歌声にもう一度腰を下ろした。
見知らぬ人なのに不思議と嫌だとは思わなかった。
色々あってよく話すようになった私たちだけど、屋上ではこうして何も話さずお互いの時間を過ごす。
前から変わらない私たちの日課。
今日は少し体調が悪いから、そろそろ帰ろうかなって思い立ち上がる。
ずーみんはあぐらをかいてギターを持ち、楽譜を確認しているところだった。
「ずーみん、パンツ見えてるよ」
「えっ、ちょっと!」
私に指摘され真っ赤になりながら慌ててスカートを引っ張るずーみんが可愛かった。
「じゃ、私もう行くね」
「ゆいぽん帰るの?待って、私も帰る!」
「そう?じゃあ待ってる」
そう、前と少し違うのは、帰り道を一緒に過ごすことが多くなったこと。
同じ電車に乗っているとわかり、その後ずーみんの最寄り駅と私の最寄り駅が2駅離れてるだけだとわかったから。
「じゃ、帰ろっか」
帰り支度を終えたずーみんにそう言うと「うん」とちょっと照れたように微笑んだ。
これは私の気のせいかもしれないけど、ずーみんがたまに照れたような表情をするようになったことも前とは少し違うかもしれない。
駅までの道を歩きながら、昨日のテレビの話や今日あった出来事をずっと喋ってるずーみん。
「ねぇ、ゆいぽんって料理できるの?」
「うーん、まぁ適当に。ずーみんは出来なさそう」
「…そんなことないよ、、、」
「変な間あったけど?(笑)絶対できないんでしょ」
「私のことはいいのっ。今度ゆいぽんのご飯食べたーい」
「まぁいつか機会があればね」
そして、喋り疲れたのか電車に乗ってしばらくするとウトウトし始めて、たまに私のほうに寄りかかってくる。
いつもならずーみんの降りる駅が近くなったら起こしてあげて電車を降りるのを見届けるんだけど、今日はずーみんが自分から起きた。
何かに気付いたような表情で私を見ると、
「ねぇ、ゆいぽん。なんか体熱くない?」
そう言って私のおでこに手を当てるずーみん。
「うわっ熱い!ゆいぽん熱あるじゃん」
「あぁ、今日朝からちょっと怠いなって思ってた」
「もうっ、何で無理しちゃうかな」
「だって学校休んだら誰かさんにサボったと思われそうだし?(笑)」
「……」
「ちょっと、冗談だって(笑)」
「……」
「ごめんって。ほんとに冗談だから。金曜日だから今日一日だけなら大丈夫かなって思ったんだよ」
冗談なのに、ずーみんが俯いて喋らなくなっちゃったから私は焦る。
どうやって機嫌を取ろうかなって考えてたら、隣のずーみんが思いもしないことを口にする。
「…じゃあ、、、責任とって、看病してあげる。一人暮らしでしょ」
「えっ?あ、いや、大丈夫だよ、いつも一人だし」
「ダメ。もう決めたから」
その後も大丈夫だよっていう私を無視して、ずーみんはお母さんにメールで連絡して事情を説明すると、いつもの駅ではなく私の最寄り駅で電車を降りた。
いつもは一人で歩く道をずーみんと歩く。
今までずっと一人でいいって思ってたし、一人がいいって思ってた。
だけど、ずーみんに出会って二人で過ごすうちに一人になる瞬間が寂しいと感じるようになった。
ずーみんは友達になりたいと言ってくれたけど、私はずーみんと友達になりたいのかと聞かれると素直にうんとは答えられない。
だって友達以上の気持ちに気付いてしまったから。
恋人には…なれないだろうけど。
●猫さんの一時預かりさんを募集しております!
成猫さんだけとか、子猫さんだけとかでも 構いませんので
預かっても良いよ~って方、どうかよろしくお願いします。
(フォロー等のことがありますので長崎市&佐世保市の方で
お願いいたします)
ちなみに、医療費やその他 必要なものは 長崎ねこの会 から
支給いたします。
その他、TNRのサポートや フリマのお手伝い、物資の搬送係等
お手伝いして下さる方も 募集しております。
特に TNRのお手伝いをして下さる方、
お願いします!
これなら出来るよ~って言うのがありましたら お気軽に
ご連絡ください。
teto_myu_panda_kopanda☆yahoo.co.jp(☆を@に変えてください)
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
で、
●17日の朝の 内にゃん
写真を撮ろうと思ったら 大体 本棚の上に居るみゅーみゅー
パイは、床に転がってる時と タンスの上に居る時が半々かな
で、
●17日の朝の 保護にゃん
しゅうせい君、いつも通りの朝食タイム~ *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
次に、小百合さんのところに行って
いつも通りの朝食タイム~ *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
それから、メノウさん(里親様募集中)のところに行って
子供たち(里親様募集中)は 自由に暴れてて
次に、広縁に行って マサキ君(里親様募集中)を放牧♪
マサキ君(里親様募集中)は ちゃんと1人で遊んでてくれるので助かる
一方、ナツメ君(里親様募集中)は ほっとくと 危ないので
なるべく、私が見てるときに放牧するようにしてて(^^;)
で、
●17日の朝の 外にゃん
いつも通りに集まって~♪
いつも通りの朝食タイム~ *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
それから、パンダちゃん 前に移動して
いつも通りの続きタイム~ *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
コパンダちゃんは、裏でくつろいでたので
ココで、続きタイム~ *:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
で、
●17日の朝の 内にゃんの続き
2階に戻ると やっぱりみゅーは本棚の上で
パイは、箱の中♪
で、この日は お盆明けのお仕事で、お昼に保健所の確認に行きました。
その記事は これの前にアップしています。
と言うことで、17日の前編の記事でした。
続きは、また 晩に~ (^-^)ノ~~
よかったら、
ポチポチっとよろしく お願いしますm(_ _)m