根気を買ってから悩む人は、買うまえに悩まない人です。
愛用の園芸用小型シャベルを不注意から失って意気消沈していた私ですがまあその詳細は一昨日と昨日の記事をお読みください。 失踪から丸１日以上が経過しこれはもう本格的にわが戦友はコンポスター（大型）の奥の奥に埋もれているに違いない、となると発見は早くて今年の冬、きっとその頃には柄の部分が腐食し鉄の部分も錆びてしまいだいたいその時期にはあの子と私が共に戦うべき雑草がもはや存在しない訳ではないですか！ ああ、ごめん、まだ働ける君を、若く強く有能な君を私の全くの不注意からあたら朽ちさせてしまうことになるなんて・・・！ 罪悪感に打ちのめされた私は昨日の記事をアップした後気晴らしに外に出て庭先にいる種牡羊（通称『おっさん』）の数を数えることにいたしました。 羊の頭数確認というのは実はあれでなかなか難しく集中力というか根気も必要でほどほどに気が紛れるものなのです。 敷地をぐるりと歩いて納屋に戻ると夫（英国人）がそばに近づいてきて「妻ちゃん、シャベル、きっと見つかりますよ。君はあの子がコンポスターの中にいて見つかるのは冬、と考えているみたいですけど、僕がさっきコンポスターの中を再度確認した感じだとあの子はあそこにはいません、きっとどこか他の場所にいますよ」 「他の場所ってどこだよ。樹皮の下かよ。そんなのもう一生再会できないよ」 「いえ、きっと君が草むしりをして樹皮を敷いたそのわきの草むらの中に隠れているんですよ。あと２ヵ月もしたら僕たちは芝刈り機を使ってあそこらへんの雑草を刈るでしょう？その時にきっと見つかります・・・見つかるついでに芝刈り機を破損してくれそうな懸念はありますけどね。ほら、鉄と鉄ですからね・・・」 そのお気持ち、ありがとう。 なお近頃私が記事内で言及しております『樹皮』ですが、これは雑草防止対策グッズとしてこの時期園芸店などでよく売られているもの。 山崎機工 高級バークチップ SS 7L 1,198円 楽天 しかし我々は色々あって『丸太』を百本単位で購入するような生活を昨今送っておりますため、そういうものは家の隅の『丸太置場』にいくらでも散らかっているのです。 「この丸太置場もな、一昨日樹皮を取りに何度も手押し車を押してやって来たからもしかしてここにシャベルが落ちているのではないか、とその日のうちに確認したんだけどなあ」 「・・・妻ちゃん、そう言っている君の足元にあるそれは何ですか」 「何ってそれはだから樹皮だろ」 「いえ、その樹皮と一緒に転がっているものです」 ・・・わが園芸用小型シャベル君、なんと丸太置場にて発見・・・！ 私の喜びようときたらもう文字通りその場で小躍りする勢いで「私が接吻文化圏出身だったら今間違いなくシャベルに熱烈なキスをお見舞いしているところだ！ああよかったそういう文化を背負っていなくて！かわりに頬ずりをしちゃおうかな！でもこのシャベル、乾いているとはいえ泥まみれだしな、やっぱりそういうのも止めておくべきだよな！」 そんなわけで改めてわが相棒のシャベル君の写真をわが自慢のチューリップ花壇のところで撮ってみました。 ・・・この子は背景に同化する子だなあ・・・ ああ、でも見つかってよかった！ というわけで本日も朝からせっせと雑草征伐に精を出した私です。 いい仕事はいい道具から！ 戦友よ、帰って来てくれてありがとう！ 再発防止のためにこの子にピンクのリボンを！（草の中でピンクは目立つらしい）と意気込んでいた私ですが・・・この子、リボンを通す穴がない これはもう常にポケットにこの子を携帯するしかないのかしら そうなると今度はお洗濯が大変なんじゃないかしら ともあれわが友の無事の帰還のご報告でした ご心配下さった皆様ありがとうありがとう 失せ物、出たでしょうの１クリックを↓人気ブログランキングへ
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子供の頃から、よく霊に憑依されていました。
祖父母の家が広島県の宮島近郊にあったため、買い物などで広島市内へ行くと、確実に連れて帰っていました。
広島市内で連れてきてしまうのは、原爆で亡くなった方です。
憑依されて日が暮れてくると、猛烈に気分が悪くなり、ひどい時はゲーゲー吐いて熱が出ます。
死んだ人の状況で、例えば、事故で頭部をケガした人だと頭痛がしますし、お腹の病気で病死だと腹痛がしたりします。
体に元々、弱い部分を持っている人はそこに霊障が出たりします。
浮遊霊を連れて帰ると、本人はまだ気づいていないのに、祖母はチラッと一目見るなり言います。
「また連れて帰ったな」 と。
そこでまず、祖母が憑依された私の背中をさすりながら、お経を唱えます。
しばらくお経を唱えていると、霊が祖母に乗り移ります。
乗り移った瞬間に、さめざめと泣く霊もいますし、痛い痛いと苦痛を訴える霊もいます。
原爆で亡くなった方は、出た瞬間に 「熱い！ 熱い！」 と言って、水を欲しがります。
コップに水を入れて渡すと、一気に全部飲み干します。
霊が落ちついたところで、祖父が、死んだ時の状況とか、何故さまよっているのか、心残りがあるのかなど、いろいろ聞いてあげます。
霊は、生前のいろんな話をしますが、最終的に成仏の仕方がわからない、という人がほとんどです。
その憑依霊の不安や不満、心配、苦痛などを、祖父が根気よく諭して解消してあげます。
こうして成仏する準備が出来たところで、紙片に氏名と享年を書かせます。
そして、霊を祖母の体から、その紙片に移します。
霊が入った紙片は、昨日の記事で説明した仏様棚の、観音様のそばに置かれます。
翌日の夜まで、一日、観音様の横で過ごさせてあげるのです。
その時に、炊き立てのご飯とお水をお供えし、お経もあげてあげます。
観音様のおそばで完全に癒された霊に、翌日の夜、もう一度お経をあげます。
その時に火をつけた線香と、霊が入った紙片、霊にあげたご飯とお水を、海に流しに行きます。
それら全部を灯籠流しみたいな感じで海に流してあげると、霊は成仏します。
浮遊霊を成仏させてあげる方法はいろいろあると思いますが、うちの祖父母はこうして手厚くケアしてあげていました。
こういう、苦しいから助けてほしい、という霊は望み通り成仏させてもらえるので、あっさりとカタが付きます。
でも、たまに怒り狂っていたり、憑りついて殺してやるとか、根性が悪い霊もいます。
諭して聞かない場合は、祖父が一喝したり、強い調子で怒ります。
それでも聞かない場合でしょうか、たまにお不動さんの力を借りて真言で懲らしめたり、九字を切ったりしていました。
そういう悪霊成敗もしていました。
※次回に続きます。
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