ハンマー いっしょなら、きっと、うまくいくさ。
今週はギターの修理に挑戦している。ギターはモーリスのトルネードZII-HG。数年前に日本に帰国する方から安く譲っていただいた。1980年代後半に作られたエレアコギターで、オベーションギターのコピー。オベーションは音が薄くて硬い印象があって、トルネードも同じように硬い。が、音がクリアできらびやかなのが気に入っている。リンク先はZ。ZIIは廉価版。音色はだいたい同じ。 前のオーナーはギタリストだったので、使い込み感が半端ない。フレットの1〜3弦の下が削れている。しばらく半田を盛って弾いていたのだが、弾きづらくて仕方がないので、フレットの打ち直しを決意した。 楽器屋に持って行くと3万円はかかる。このギターにあまりお金は掛けたくないので自分でやってみることにした。 弦を外したら、フレットの横に精密ドライバーをあて、ハンマーで横からフレットを叩き出した。本来はピンサーという閻魔様が舌を抜くときに使うタイプのペンチでそ〜っと垂直に引き出さないといけないところ。そうしないと指板の板が割れてしまうから。安く譲ってもらったこともあって、そこはあまり気にしない(^^;; 次に新しいフレットを打ち込む。フレットワイヤーはAmazonで買ってきた。材質は銅だとすぐ削れてしまいそうな気がするので、ニッケルシルバーの合金。長いワイヤーを注文した。が、これが失敗。ニッパやペンチでは簡単にきれない。何とか切ったが今度は加工も難しい。フレットは20本以上あるし、研磨も含めると大変な手間(だから楽器屋に頼むと高いのだろう)。 あっさり諦めて事前に切り出されたフレットを注文することにした。これでも研磨の作業は残るけど。 パーツが届くまで、清掃作業をする。