ムービーは滅びんよ、何度でも甦るさ!

ムービー

ムービー 疲れた自分を、ほめてあげたい。

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小柄で優しいお姉さんえり
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91本目(11月22日鑑賞)
West Virginia,mountain mama♪ローガン・ラッキー
監督:スティーヴン・ソダーバーグ/脚本:レベッカ・ブラント/音楽:デヴィッド・ホームズ主演:チャニング・テイタム/アダム・ドライヴァー/ライリー・キーオ/ケイティ・ホームズ/キャサリン・ウォーターストン/ヒラリー・スワンク/ダニエル・クレイグ
ジミー(チャニング・テイタム)、クライド(アダム・ドライヴァー)、メリー(ライリー・キーオ)のローガン兄弟。アメフト選手として期待されていたジミーは膝の故障で断念し、クライドは戦場で左手を失っていた。アンラッキーな家族として地元で知られていたローガン一家だが、ジミーの強盗計画を決行することになり、爆破のスペシャリストで服役中のジョー・バング(ダニエル・クレイグ)を仲間に加えようとする。

ニヤニヤニヤ。最初から最後までニヤニヤしちゃう、肩の力の抜ける時間。
冒頭からカントリー・ミュージック。これがこの映画のテンポ。犯罪劇だ。モータースポーツだ。それでもカントリーのゆったりテンポで進む。本作の大きな特徴と言っていい。
つまりはゆる?い抱腹絶倒コメディなのか。違う。クスクス笑って、思わぬところで泣けて、明かされるトリックには爽快感。ああ、なるほど、オーシャンズの監督か、となる。

本作、愛に溢れている。兄弟愛。3兄弟がツーカーでよい。親子愛。パパは娘が大好きで娘もパパが大好き。そして、カントリーでアメリカンフットボールでモータースポーツで…まとめてウエスト・バージニア愛だ。
ウエスト・バージニアといえばジョン・デンバーの「Take Me Home, Country Roads」だ。hiroが初めて覚えた英語曲。同州の4番目の州歌(州歌が何個あるんだよ)。本作でも印象的な使い方。冒頭の前フリが効果的。

テイタムはボディも演技も丸くなってとてもよい。案外難役もこなす実力派。アダムは空気を作るのがホントにうまい。ライリーも重要な役。ただのセクシー姉ちゃんじゃない。コワモテ・ダニエルも弟思いの優しい男。
あれ?この娘は…やはりキャサリン・ウォーターストン。「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」「エイリアン:コヴェナント」と上げ潮。ヒラリー・スワンクの使い方が贅沢で続編を作ってあげたくなる。

B級感漂うクライム・ムービー。各キャラクターが魅力的。個性がぶつかり合うことなくチームが機能しているのはさすがソダーバーグ。
強盗犯なのにのんびりしててガツガツしてない。肩も凝らないので、お疲れ気味の方でも大丈夫。いや、むしろ凝りがほぐれそう。
ハラハラドキドキは少なめだけど、嫌なところがほとんどない素敵な作品。
hiroでした。
脚本8 映像7 音響7 配役9 音楽839/50

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