ムービーで差をつけろ

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下北沢に「ムービー喫茶」が登場

あなたの同窓会は、
これから?
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同窓会は、実年齢を忘れるひと時を作ります。
60歳の同窓会――50年ぶりに再会した小学校の同級生たちがなぜか遺体とドライブに!? わけありの大人たちの“奇妙な同窓会”を描いた笑って泣けるロードムービーです。

同窓会を開きたいと思いませんか?
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ムービーをもてはやすフランス人たち

※本作は、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読んじゃダメ!m9`Д´) ビシッ
※今回の感想は、「眠れる森」のネタバレに触れているので、知りたくない人は読んじゃダメ!m9`Д´) ビシッ
※ムービーウォッチメンのリンクなどを追加しました(8/8)

<このブログを読む前に>

入江悠監督のミステリーサスペンス「22年目の告白 私が殺人犯です」は、2013年公開の韓国映画「殺人の告白」の日本版リメイクでして。どちらも「殺人事件の時効を迎えた犯人が世間の前に現れて、本を出版する」という展開は一緒であり、僕は「殺人の告白」→「22年目の告白」という“公開順”で観たんですけれども。もしどっちの映画も未見の人がこの文章を読んでいるのなら、「22年目の告白」→「殺人の告白」という順番で観てほしいなぁと。というのは、「22年目の告白」の方がミステリーとして良い出来だから(そして「殺人の告白」の魅力はアクションにあるので)。で、僕的には「予備知識がない状態で日本版を観たかったなぁ」とスゲー思いましてね…(遠い目)。たぶん「エンタメ系ミステリー映画」が好きな方は普通に楽しめる気がするので、こんな駄文を読む暇があったら騙されたと思ってぜひ劇場に足を運んでほしいし、もし鑑賞後に「騙された!ヽ(`Д´)ノ」と思ったら、入江悠監督はツイッターをやられているので、苦情はそちらに寄せていただけると幸いです(サラリと酷い文章)。

22年目の告白 私が殺人犯です
2017/日本 上映時間117分
監督・脚本:入江悠
脚本:平田研也
オリジナル映画:チョン・ビョンギル
製作:中山良夫、加太孝明、高橋雅美、大村英治、堀義貴、薮下維也、永井聖士、高橋誠、弓矢政法、前田義晃、吉羽治、小笠原明男、荒波修
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔、安藤親広
プロデューサー:北島直明、小出真佐樹
ラインプロデューサー:佐藤圭一郎
撮影:今井孝博
照明:水野研一
録音:古谷正志
美術:小島伸介
装飾:酒井拓磨
編集:辻田恵美
音楽:横山克
主題歌:感覚ピエロ
スーパーバイジングサウンドエディター:勝俣まさとし
VFXプロデューサー:赤羽智史
スタイリスト:荒木里江
ヘアメイク:那須野詞
キャスティング:緒方慶子
スクリプター:天池芳美
助監督:木ノ本豪
警察監修指導:古谷謙一、柳澤昌宏
報道番組監修:木藤憲治
法律監修:石黒安規
犯罪心理監修:越智啓太
出演:藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオル
パンフレット:★★★(720円/スタッフや監修者の話が面白かった。あと、タイムラインのページがイイ!)
(あらすじ)
1995年、同一犯による5件の連続殺人事件が日本中を震撼させた。犯人はいずれも被害者と親しい者に殺人の瞬間を見せつけており、殺害方法は背後からの絞殺、そして目撃者は殺さずに犯行の様子をメディアに証言させるという独自のルールに則って犯行を重ねていく。捜査を担当する刑事・牧村(伊藤英明)は犯人を逮捕寸前にまで追い詰めるが、犯人の罠にはまって上司を殺され、事件は未解決のまま時効を迎えてしまう。そして事件から22年後、犯人を名乗る男・曾根崎(藤原竜也)が執筆した殺人手記「私が殺人犯です」が出版される。曾根崎は出版記念会見にも姿を現し、マスコミ報道やSNSを通して一躍時の人となるが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓

75点
僕は元ネタとなった韓国映画「殺人の告白」が結構好きであり、「入江悠監督があの変な映画をどうやってリメイクするのか?」と気になっていたので、観る気マンマンでしてね。しかも、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画にもなったということで、先週、接待の飲み会の前に新宿ピカデリーで鑑賞いたしました。「あら、よく出来てるじゃない!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と感心いたしました。
2番スクリーン、半分ぐらい入ってたかな。
身もフタもなく真相を書いておくと、「私が犯人です ( ´_ゝ`)」と名乗り出た曾根崎(藤原竜也)は、被害者の1人・牧村里香(石橋杏奈)の婚約者だった小野寺拓巳(野村周平)が自殺未遂を経て整形手術で別人になった姿であり、本を書いたのは“連続殺人犯を追っていた刑事”で”里香の兄”の牧村航(伊藤英明)。すべては真犯人をおびき出すための罠であり、あーだこーだあって、曾根崎は売れっ子キャスターである仙堂俊雄(仲村トオル)が連続殺人犯だということを見抜いて殺そうとするも、里香の殺害テープをよく見たら、“時効廃止”が適用できることがわかったので、泣く泣く殺害を断念しまして。最後は、みんなそれぞれの人生を歩き出すムードになりながらも、母親を殺されて復讐の鬼と化していたチンピラ・戸田(早乙女太一)が精神病院に収容される仙堂をナイフで刺したところで、映画は終わった気がします、たぶん。
連続殺人犯として本を出版した曾根崎はクズ野郎かと思いきや。
なんと行方不明になっていた被害者の婚約者・小野寺拓巳だったのです。
牧村刑事もグルで、彼が捜査情報を元に本を書いたので、クオリティが高かったというね。
そして、真犯人は人気キャスターの仙堂。陣内孝則さんが犯人じゃなかったんだ!(どうでも良い文章)
もうね、僕が一番感心したのは脚本。元になった「殺人の告白」は韓国映画特有の“無茶な勢い”と“やりすぎ感溢れるアクション”がスゲー愉快な作品なんですけど、なかなか微妙な映画でもありまして。ポン・ジュノ監督の名作「ドロップキック刑事(デカ)」「殺人の追憶」で扱われた「華城連続殺人事件」がベースにあるせいなのか、犯行の具体的な動機は不明なままで(殺人事件による自己顕示欲の充足…って感じ?)、さらに真犯人の”J”があまりにも“スーパー殺人鬼”すぎるし、被害者遺族たちも蛇を使った拉致計画を実行したりとか(本当だよ)、リアリティという点では「ないなー (´∀`)」って感じなワケですよ。

で、本作でも「ソネさま? (´∀`=し ウフフ」なんて社会現象になるほどの人気を獲得するなんて展開は、古くは佐川一政、最近では「絶歌」を書いた元少年Aなどの事例が示すように、「ない」とは思うんです。ただ、その“大前提”以外の部分は結構頑張ってリアル寄りに改変されていた印象。犯行の動機を「元戦場カメラマンの仙堂は、目の前で仲間を殺されたものの、なぜか自分だけ殺されなかった→その気持ちを共有したいから、殺人を犯して、被害
者遺族を取材していた」ということにしたのは「なるほど」と思ったし、そのことで「曾根崎と仙堂が鏡像関係になった」のも面白いし(韓国版の場合、最後の方は印象が薄くなる)、「番組に出演した犯人は別人だった」という展開も考えたなぁと(つーか、普通は出てこないですよね)。まぁ、「刑事の妹が爆破事件直後に行方不明になっていたら、もっと大騒ぎになってるだろ」とは思いましたが、僕的には「あの変な映画をよくこんなマトモな話にしたなぁ」と非常に感心したのです。
こんな女子高生は出てこないと思うけど、「エンタメのウソ」としては許容範囲かな。
あと、全体の雰囲気も良かった。1995年からの22年を凝縮したオープニングはカッコ良かったし、ノイズ音のような音楽も不穏で良かった…というのは、パンフを読んで気付いたんですけどネ (o^-‘)b アトヅケ で、何よりも好みだったのが、警察描写。たかだか5年しか働いていないくせに(苦笑)、やたらと「制帽を被っていない時は挙手の敬礼はしないだろ!( ゚д゚) クソガ!」なんて偉そうにツッコミをいれがちな僕ですが、本作の警察描写は結構“リアルな空気”が漂っていたなぁと。それと、過去の描写も良くできていて、例えば自販機がちゃんと1995年当時のものになっていた…というのも、パンフを読んで気付いたんですけどネ (o^-‘)b アトヅケ
事件や当時の世相をダイジェストで見せるオープニングは実にイイ感じ。
本作の刑事たちはイイ顔が多くて、会議室や集合した時の“空気”がリアルでしたよ。
韓国版と違って「刑事が犯人を1人で追わない」のも良い改変だと思いました。
まぁ、竜星涼さん演じる若手刑事・春日部だけ「昔の刑事ドラマ」っぽかったけど、それはそれで好きさ!
韓国版と違ってアクションは少なめ…というか、ほとんどないんですが、牧村と犯人のタイマンシーンとか、アパートの爆破の見せ方とかも悪くなかったです。その他、「意外と落ち着いたムードの藤原竜也さんの演技が良かった」とか「伊藤英明さんの刑事役はいいね!」とか「犯人だとバレてからの仙堂の『バッチコーイ!』って感じの開き直り振りが愉快」とか「基本的には『復讐して、何が悪い』みたいな映画が好きだけど、もし僕が無惨に殺されても娘には復讐なんかに囚われてほしくないな… (´・ω・`)」とか「別荘での仙堂を殺す殺さない話は少し長かった」とか「ラスト、戸田が仙堂を刺すのは、なんか復讐だけの人生で可哀想…」とか、思うところはあるんですが、割愛! 基本的には普通に楽しめたんですけれども。
アパート爆破、あんな罠があるかと思いつつも、良かったです。
父を殺した犯人を憎悪する美春(夏帆)ですが、お父さんはもう事件を忘れて前向きに生きてほしいんだ…(混同した文章)。
ちょっと感じた不満を書くと、「95年の阪神淡路大震災を扱いつつも、その映像はあまり流れないので、いくら里香がPTSDを抱えていても、微妙に伝わりづらかった」とか思ったりしたんですが、それはそれとして。正直なところ、本作はあまりに良くまとまりすぎてて、いびつな韓国版が懐かしくもなったというか。昔、観た時は変な映画だと思っていた「殺人の告白」ですが、本作を経て観直してみると、「このアクション過多なバランスもいいなぁ (´∀`=)」って、あらためて感じた次第。
こんなやりすぎ感溢れるカーチェイスがあったりする韓国版。これはこれで好きだったり。
何はともあれ、韓国版を観ていた僕的には“2人と医者(岩松了)がグル”ということを知っていたので3人の演技や台詞も面白かったし、韓国版を意識したようなシーンも良かったし(曾根崎がニセの犯人をペンで刺すとか)、絶妙なリメイク作品であり、エンタメ系サスペンス映画としても実に良い出来ではないでしょうか (・∀・) ヨカッタ! 今までの入江悠監督作の中で最も完成度が高いと思ったし、今度はアクションに挑戦してほしいなぁと。で、もし未見なのにここまで記事を読んだ方がいたとしても、上記のように「知ってから観ても面白い」ので、ぜひ騙されたと思って劇場に足を運んでほしいし、もし鑑賞後に「騙された!ヽ(`Д´)ノ」と思ったら、入江悠監督はツイッターをやられているので(ry

※宇多丸師匠の「ネタバレをしないで頑張った時評」がアップされたので、ぜひ読んで! オリジナルビデオ感とかさすがだし、ネタバレしなかったのも見事…。あと、宇多丸師匠は「模倣犯」を結構評価してるのかしらん。

劇中に出てきた本と同じジャケットが素敵なノベライズ。編集者目線なんだとか。文庫版もあります。
横山克さんによる「嫌な感情を増長させる」ような音楽が詰まったサントラ。デジタル盤もあります。
本作の元になったチョン・ビョンギル監督作。僕の感想はこんな感じ。
「華城連続殺人事件」を題材にしたポン・ジュノ監督作。嫌な気分になるけど、良い映画でございます。
ヒットした韓国映画の日本版リメイク。こちらにも藤原竜也さんが出ていますが…。僕の感想はこんな感じ。

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