自信満々は都市伝説じゃなかった

自信満々

あそびごころん自信満々

エチオピア10日目≪Part.3≫

ににされ――――――――
悲しさと苛立ちで溢れる涙と鼻水を拭いながら私はKing Fasiledious Bathから離れ、帰ろうとした。

だけど、King Fasiledious Bathへと押し寄せる人々に容赦なく跳ね返され、中々出口には辿り着けない。

寒い中、ずぶ濡れになって体力を消耗している状況下でのエチオピア人からの度重なるタックル‥‥
正直、堪えますなー。キツイですなー。心折れますなー。

※写真はTimketの様子。この方々はTimketでも大きな意味のある重要な人物らしい。

帰りたいのに帰れないそんな状況に苛立ちながらも、
彼らからの激しいタックルに耐えられる自信も体力も無かった私は溢れ返る人混みの中で立ち往生。

すると、私の肩を後ろからしつこく叩く者がいた――――――――

( どこの誰!?今の私にはエチオピア人と大らかに話せる余裕は無いわよ )と、思いながらも振り返ると
ソコにはテレビのロケ隊らしき人たちがいた。

そして、いきなり国籍を聞かれたので「日本人」とだけ答えると彼らは歓声を上げ、私ではなく隣にいた
Beyuと交渉を始めた( どーやら彼らはあまり英語が得意じゃないらしい‥‥ )

彼らから一通りの説明を受けたBeyuは少々興奮しながら私にこー説明した。

「日本人の少女がTimketにいるなんて珍しいから、彼らが君をニュースで取り上げたいんだって。
だから今、君に話を聞きたいらしいんだけど‥‥勿論、OKだよね?出てくれるよね?」
と。

ただでさえ、まともな感想を述べることが苦手な私にインタビュー!?
それも、このTimketで不機嫌になっている今‥‥タイミング悪いですなー、エチオピアTV!

※King Fasiledious Bathへの入り口付近の写真。

私は迷わず「ムリ」と答えた。
私のまさかの返事にBeyuもロケ隊もアワアワしていた。

Beyuはインタビューア(レポーター)と一緒になって「OKを出してくれないか」と、私に頼んで来た。
が、私は無表情で断り続けた。

だけど、諦めきれないインタビューアが「どーしてソコまで拒むのかを教えて欲しい」と言って来たので
「 私はあなた方が望んでいる回答を出来ないと思うから 」と、素直に答えた。

すると、それを聞いたインタビューアは自信満々にこう返して来た。

全然、分かっちゃいないな‥‥日本人にも私みたいなバカな奴がいるってことを。

私は自分がバカであることを告げたが、それでも、彼らは引き下がらない。
終いには「大丈夫!もし、君が変なこと言っちゃったらソコはカット(編集)するから!」と言い出した。

よっぽど日本人の小娘が珍しかったんだろーね。
アフリカ人がこんなに頼み込むなんて貴重なことだなと思い、私はインタビューを受けることにした。
( それに、編集してくれるなら何とかなるかな‥‥と、思って! )

※Timketの様子。

それから早速、インタビューが始まって、カメラが回された( 以下、Rはレポーター。Nは私。 )

R 『このTimketに参加して、どーだった?素晴らしかったでしょ!』

N 「とりあえず、あまりの驚きっぱなしです」

R 『そ、そーだねぇ‥‥人、多いよね。じゃぁ、何が一番印象的だったかな?』

N 「がだったってことかな」

R 『あぁ、そ、そぉなんだ‥‥。あ、君は濡れているからを沢山かけて貰えたんだね!?』

N 「お陰様で、風邪を引いてしまいそうです」

R 『(苦笑)それ以外にも何かあるかな?ほら、Timketってカラフルでしょ?』

N 「カラフルって聞いてたんですけど、赤と黄色と緑と白しかないのは何故ですか」
  ( 後ろからBeyuにどつかれる私 )

R 『‥‥最後に、Timketに参加した感想をお願いしまーす!』

N 「東京の渋谷を超えるに驚きっぱなしです」

――――――――インタビュー終了。

カメラが止まるなり、Beyuはレポーターの元へと走って行った。

「 この子、悪気はないんだけど少しユニークな子で‥‥。でも、すいません 」と、私の代わりに必死に
謝ってくれていた( キットこうやって私は親にも迷惑掛けて来たんだろーなぁ‥‥ )

そして、落胆して帰って行くロケ隊を見送った後、Beyuに怒られるのかなと私はビビっていたのだが‥‥

「 ナギは最初に僕たちが望んでる答えは言えないって言ってたのに僕らがしつこく頼んだのが悪い。
彼らにとっても今回は、変わった日本人もいるってことが知れた良い機会だよ(笑)気にすんな!」
と、言ってくれたのだ。

これは、私とBeyuが知り合ってからBeyuが初めて私に気を使ってかけてくれた言葉だった。
‥‥なに、私はアフリカ人にまで気を使わせてしまっているのだろーか。

海外でTVのインタビューを受ける機会なんて、そうあることじゃないけれど‥‥
もし、またそんな機会が巡って来た時は、もうちょっと気の利いたことが言える大人になっていたいなと
切実に思ったヨシダでした言う間でもないけれど、このインタビューは全てカットされてました~!(笑)

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自信満々 勝利のために性能は進化する

ふふふ
私の自信には根拠も意味もないから。
だから、きっと嫌味がないのかもしれませんね。
誰だって自信持てばいいだけだから。
完璧じゃない。
名札書いてもらうサインペンを忘れるし
魔法のシールは忘れるし
(それでアシスタントのミヱちゃんに急いで買いに行かせちゃうし)
セミナー中に前のページに戻って説明するし。
それでもいいんだよ
それでも大丈夫だし
誰も責めてないということを知っている。
むしろそれでみんなが安心して
みんなも自信を持つことを知っている。
だから安心して自信を持っている。
自信満々かどうかはわからないが(笑)
そう見えるならそうなんでしょうね。
どんな自分も好きだよ可愛いよ思えるのが
私の自信です。
自信を持っても誰にも迷惑はかけないよー
ありがとう。
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