観客伝説

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ルグリの人生、バレエへの愛が詰まった、素晴らしいガラでした。特に、ルグリとゲランの時間を凝縮したようなドラマ性、スミルノワとチュージンの侵しがたい気品に、涙ウルウル。ルグリが監督する発展途上のウィーン国立バレエのダンサーも含めて、彼の昨日、今日、明日にまで思い馳せて、感極まってしまいました。

第1部
「海賊」第3幕よりオダリスク
ニキーシャ・ファゴ、ナターシャ・マイヤー、芝本梨花子
ルグリ振付「海賊」のプロモーションですね。来年、日本に持ってくるそうです。
浅黒く輝くニキーシャ・ファゴ、華奢で繊細な芝本梨花子さん、白磁の人形のような愛くるしいナターシャ・マイヤー、様々なルーツを持つダンサーが並び踊る姿に、ルグリが描くバレエ界の未来なのかなあと思いました。考え過ぎかもしれませんが、ルーツを強調するあまりに衝突ばかり繰り返す世界に対し、垣根を無くそうと進んできた舞台芸術界の方向性を、ルグリも行くのだなあと。ルグリの振付は、師匠だったヌレエフを踏襲して、鬼ステップです。細かくて速い!
「ライモンダ」第1幕よりアダージョ
ニーナ・ポラコワ、ヤコブ・フェイフェルリック
ルグリの師匠ヌレエフ版の「ライモンダ」。ヌレエフの振付って、細かく打ち合わされる様々なステップに目が行きます。見慣れたロシアの「ライモンダ」とは、全く違うオリジナル振付。ポラコワの流れるような優雅さ、フェイフェルリックの逞しいサポートにうっとり。出来れば、全幕を見たい。来日公演で持ってきてほしい。
「I have been kissed by you…」
エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ
「…Inside the Labyrinth of Solitude」
ジェロー・ウィリック
ド・バナは、ルグリお気に入りの振付師で、ルグリの公演で何度か見ています。彼の作品は、音楽や照明の雰囲気がだいたい同じで、数を見るとちょっと飽きるかな。ジェロー・ウィリックのソロは、肉体的に躍動感があり、独特な息苦しさもあって迫力でした。
「ラ・フィユ・マル・ガルデ」
ナターシャ・マイヤー、デニス・チェリェヴィチコ
アシュトンの楽しいパ・ド・ドゥ。ナターシャ・マイヤーが、等身大の役柄で、すっごく可愛かったです。チェリェヴィチコのサポートが危うくて、ルグリ先生の指導が入りそう
「マニフィカト」より
ニーナ・トノリ、ヤコブ・フェイフェルリック
若き日のルグリが、シルヴィ・ギエムと初演したノイマイヤー作品。ギエムの柔軟な肉体が描いた軌跡を妄想してしまい、ニーナ・トノリには物足りなさを感じてしまいました。ノイマイヤー作品は、ノイマイヤーを踊るために訓練された身体言語を持つ(ハンブルク・バレエやシュツットガルト・バレエの)ダンサー以外が踊ると、何かが足りなく感じます。私だけかしら?
「じゃじゃ馬馴らし」
オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン
クリストフ・マイヨー振付ボリショイ・バレエの「じゃじゃ馬馴らし」。スミルノワとチュージンは、主役キャタリーナの妹ビアンカと婚約者ルーセンショー。
初めて見たスミルノワは、首肩腕から指先までのラインの美しさにうっとり。青いグラデーションの衣装が、とても素敵です。に、このパ・ド・ドゥの美しい写真がいっぱい載ってます、見て見て
どのような場面かは分からず見ていましたが、2人が繊細に、響き合うのをうっとり眺めていました。化学反応を起こすパートナーシップは、なかなか得難い。こんなドラマチックで美しい世界を作る2人の舞台を、もっともっと見ていたい。
「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」
マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
輝くばかりの生命力を持つヌニェス、気品のあるムンタギロフは、ロイヤル・バレエを代表するスターです。とても、キラキラした幸せいっぱいな「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」でした。同じ演目を、ついこの前にミリアム・ウラド=ブラームとマチアス・エイマンで見ていたせいで、ついつい比べてしまいます。どちらが優れているという問題ではなく、私はミリアムとマチアスが好きなんだなと思いました。
「フェアウェル・ワルツ」
イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ
椅子に座って、立って、見つめ合うだけで、この2人の間には物語が湧き上がるような、濃密な時間でした。プログラム買ってないので、ひたすら妄想の世界に羽ばたきました。かって情熱的な時間を過ごした恋人達の再会、つかの間の時に燃え上がる日々は蘇りますが、一緒に居ることは出来ないと分かっている2人…。胸が高鳴ってウルウルと涙ぐんで、映画一本を見たようなエネルギーを消費。


第2部
「ローレンシア」よりパ・ド・シス
ニキーシャ・ファゴ、デニス・チェリェヴィチコ、ナターシャ・マイヤー、芝本梨花子、ジェームズ・ステファン、ジェロー・ウィリック
一昨年、を見ているはずですが、細部は忘れてます。こんな振付だったかなあ 真っ白な花婿の衣装、普通の体格のダンサーが着ると膨張しないなあと、ふくふくしたワシーリエフの事を思い出しました。回転と跳躍がモ
リモリな見せ場ですが、ウィーン国立バレエのダンサーは行儀良くて、もうちょっとドヤ顔が欲しいくらい。これはそういうバレエなんです
「Medea」
エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ
すいません、やっぱりド・バナの作品は、あんまり入り込めない。
「アルルの女」
イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ
ゲランの繊細さ、ルグリの狂気の眼差し、再び濃密な時間。絡み合い、反発しあう身体からは、台詞が迸っているようでした。超絶技巧を誇った全盛期とは、また異なったダンサーとしての深化。この舞台が過ぎてしまった事に、今は切なさを感じるばかり。
「Movement of the soul」
ニキーシャ・ファゴ
ニキーシャ・ファゴの自作。彼女のルーツの一つと思われる、アフリカを感じました。若い弾けんばかりの肉体の輝き、瞬発力が楽しい!
「Murmuration」より
ニーナ・ポラコワ、ヤコブ・フェイフェルリック、ジェームズ・ステファン
「ライモンダ」とは異なるコンテンポラリーならではの、ニーナ・ポラコワの浮遊感にうっとり。フェイフェルリックは、此処でもサポート力を発揮。
「海賊」第2幕よりアダージョ
マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
短いパ・ド・ドゥでも、しっかりドラマチック! ヌニェスがキラキラで眩しいくらい。ムンタギロフは、本当はもうちょっと貴公子寄りの役柄がはまるけど。この2人、来年のウィーン国立バレエ公演にゲストで来てくれそう? 全幕で見たいです。
「グラン・パ・クラシック」
オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン
深いブルーの衣装で、侵しがたい気品に溢れ、しっとり舞うスミルノワとチュージン。まるで青い宝石。
すっかりスミルノワに骨抜かれました。もう心がグニャングニャン。ロシアの柔らかな上半身の使い方、細やかな足先、美しすぎる
白鳥、ジゼル、ライモンダ、ダイヤモンド、タチアナ、マルグリット…色んなスミルノワが見たくてウズウズしています。
チュージンは、初めて見た頃からは少し老けました。でも、今やボリショイの押しも押されぬプリンシパル。格が上がっても、プリマを立てる奥ゆかしさがいい。
シンと見守っていた観客席は、やがて熱狂と変わりました。
「Moment」
マニュエル・ルグリ
ルグリの動きって、本当に美しい! 若い頃は、あまりにも硬質な完璧さがちょっと苦手でした。でも、この年に至るまで貫かれたルグリのムーブメントの美しさは、見ることが出来た様々なステージの思い出と一緒になって感傷的になってしまう。皺の刻まれた今の顔が好き。そして、このルグリの理に適った美しい動きは、ウィーン国立バレエのダンサー達から見え隠れして、きっと彼らが受け継いで行くんだな…と、ルグリの描く未来にも思いが飛びます。
しんみりと切なく、ルグリという素晴らしいダンサーを様々な角度から感じ考える、ガラでした。
終演後の集合写真も素敵です。


観客は見た目が9割

今、市から防災メールが来た。

竜巻情報とか大雨とか

娘はサマーソニックに行くと言っていたが、野外ライブ?

心配だわ

雷が凄ーい

PC、コードに繋がってなければ、大丈夫よね?

 

                  いつも応援ありがとうございます

                 
                

今日出先でこんなチラシを目にして、ビックリ!

 

以前、浅草の路上でこのバンドに遭遇して、

ボーカルの強烈な個性と、

アコーディオンの懐かしい音色に吸い寄せられて、

2,3曲聴いたことがあった。

 

それからすっかり忘れていたけど、チラシを見て、

すぐにあのバンドだ!と思った。

見ての通り、忘れられない風貌

 

ホールでコンサートをやるまでになったのかと、

感慨深かったけど、

youtubeで探したら、もうTVにも出てるし、

けっこうな人気者らしかった。

 

目出度いわ

 

シニアには懐かしく、ヤング(死語?)には耳新しいサウンドじゃない?

 

良かったら聴いてみてください

 

私が見た時は丁度こんな感じで、

観客はこんなにいなかったような・・・

 

シニアの観客が熱いです

 

 旅の夜風 東京大衆歌謡楽団 2014.12.21

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