100メガショォック!! 最新話!!
ママにしてくれてありがとう
幸せです ?
心育児研究家?日菜あこ
ちなみに前回の…
\20リツイートで最新話更新 /
最新話が更新されました?「ママ僕だよ」?19歳での妊娠 [97]? ♀のマークは二本線で消されその横には大きく♂のマークが描かれていた。その印を見て改めて…【続きはblogで】#20リツイートで最新話更新中https://t.co/kWouukLoCT
「最新話」とはどのようなものかがよくわかるムービーいろいろ
ココに来た頃は、研究が楽しくて、
毎日仕事が楽しくて。
翔くんと議論したり、悩んだり。
初めてヒトのクローンを造るのに成功した時は、
そりゃもう、本当に嬉しくて。
日々、ケースの中で成長するその生命を
親になったような気分で見守ってきた。
けれど、所詮それはニセモノの生命で…
何に使われるのか、は、うすうすと感じていた。
「クローンの心臓を『オリジナル』に移植し、
クローンは廃棄しろ」
「…………え?」
所長の言葉に、翔くんが驚いた声を上げる。
「分かりました」
おれは淡々と答える。
「智、くん?」
そんな目でおれを見るなよ。
これは、もともと決まっていたことなんだから。
「聞いてません!!
俺はそんなことにクローンを使うなんて!!」
だめだって、翔くん。
「所長!!
だって…………だって、あのクローンは!!」
クローンはクローンなんだよ。
作られた理由があるんだ。
「子どもだ。だから何だ?
もともとそのためのクローンだ。
依頼人からもそれなりの金は貰っている。
『オリジナル』は心臓移植をしなければ長く
生きられない。ドナーを待っている時間がない。
だったら手っ取り早くクローンを造り、
その心臓を移植すればいい。
もとは自分だ。拒絶反応もない。
素晴らしいことじゃないか」
「ちょっと待って………待ってください。
だって、いくらクローンだからって………
あの子は培養液の中で生きてるんですよ?」
確かに、生きている。
生きているけど、生きているはずのないもの。
この世に存在するべきではないもの。
「だから何だ?所詮『偽物』は『偽物』だ」
「大野、頼んだぞ」
「はい。
手術の日程が決まり次第教えてください。
クローンの準備をします。翔くん、行くよ」
「さとし、くん………?何で………」
何で?じゃ、ないんだよ、翔くん。
それは、おれたちには変えられない事実。
考えるだけ、無駄なことなんだよ。
だから、さ
もう考えるのはやめよう?
その日から、翔くんはおれに笑顔を
見せなくなった。
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みやぎさんから、お許しいただいたので、どんどんリンクさせていきますよー!!