自滅する最新話
やはり月曜日の行き渋りは強め。
とりあえず毎朝、「今日は歩いていく?」と聞くが、
「一人じゃ行けない・・・」と言うので、結局車で送る毎日。
二学期から始まった朝の同伴登校。
三学期も相変わらず続いている。
ある日の朝。
学校に到着して、DVDを見ていたケンは待ってると言うので、
「タロを教室まで送ってくるね」
と車を離れる(廊下や教室から確認できる位置に車はあります)と、
裏門を入ってしばらく歩いたところで窓を開けて「おっかぁぉぉ~(泣)」と叫ぶ人あり。
待ってるって、言ったじゃんか。
イライラ。
じゃあケンを連れてくるから、タロは靴箱まで行ってシューズ(上履き)に履き替えておいてね、と車に戻りケンを連れて戻ってくると、校舎の壁に隠れながらこちらを監視しているまだ外履きのままのタロがいる。
履き替えててって、言ったじゃんか。
イライラ。
いらいら。
「履き替えておいでっっ!
ここ(教室と靴箱の中間地点)でちゃんと待ってるからっ!」
苛立ちを表に出して強めに言うと、何度も振り返りなが渋々靴箱へ向かうタロ。
イライラ。
いらいら。
あぁ、胃が重たい。
どうしてうちの子はこうなんだ。
私の育て方、どこがダメだった?
いやいや誰が育ててもタロはタロだよ、とすぐにこの考えを打ち消し、でも・・・という繰り返しな脳内^^;。
でも、タロを待っている間に考える。
『学校に一人でいけない』タロに、私は『一人で行けるようになってほしい』と思っている。
1人で、しかも楽しくはつらつと。とまで願っている。
私の横を元気に通り抜けていくあの子たちみたいに。
・・・もうその考えをやめよう。
1人で行ってほしいのに、毎朝送らないと「いけない」今の状況。
本当はそんなことしたくない。
そんな気持ちを毎朝抱えている。
やっとのことで教室から離れ、ケンゾを幼稚園に送る車の中でため息、ぐったり。
胃のあたりがズーンと重くなる。
そんな毎日。
でも
教室まで送っていきさえすれば学校には通える。
だったら、それでいいじゃん。
教室に送るところまでが「朝の当たり前の日課」。
元気じゃないけど、イヤイヤだけど、通学してる。
他の子とは少し違うけど、それがタロと私の当たり前。
『学校には親なしで通うもの』というその考えを、私が変えよう。
もう一つ、
毎朝、無理矢理先生に引き渡すとき、タロには相当な精神的負担があるんだろうなと思う。
私が帰った後、学校で過ごすタロは必死だろうな、頑張ってるんだろうな。と思う。
後々これが一気に噴出したりするんじゃないだろうか・・・
(これまでも、時間がかなり経過してからストレスが表面化するということはよくある。)
ずっとそんなことを考えて、
イヤだと言っているのに無理矢理通わせている状況も心配だった。
でも、それもやめよう。
心配したってどうしようもない。
「心配なこと」は実際に起きてから考えよう。
諦めて、許して、変えよう。
私が。
そこまで考えていた時、タロがシューズに履き替えてやってきた。
トボトボ、歩いてきた。
毎日、靴棚まで付き添っていたのだ。
「偉かったね。一人で履き替えてこられたね。^^」
タロの手を握り、教室へ向かう。
うん、これでいい。
今はこれでいい。
タロの状況は何一つ変わっていないけれど、私の状況は一ついい方向に変わった。
タロはもちろん大切にするけれど、同じように私は私も大切にしてあげたい。
私は私のために考えを変える。
翌日から、朝送るときの気持ちが以前よりも軽くなった。
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